履修試験返却

7月末に在宅で受けた試験が返却になりました。

民俗学は『民俗学の学問的特徴について』

文化財学講読Iは『遺構の保存科学について』

それぞれ述べよという問題でした。

事前に準備はしていたのて、試験時間になれば淡々と書いていきます。さて、結果は、

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前回の考古学概論同様、民俗学はイマイチ。

文化財学講読Iは少し納得の結果でした。

これで、計8単位、まだまだ先は長いです。

先週末に観光論のレポートを提出しました。

観光についての学問で、いままで馴染みのない分野です。観光の定義、ツーリズム、レジャー、レクリエーションなどの用語との関連、現状の観光産業の課題や今後の対策など、テキストに書かれている内容はさほど難しくはありませんが、考えさせられることは多かったです。例えば、1980年代ころから活発になったリゾート開発。観光産業の目玉に地方自治体が活発に取り組み、国も入っての国土開発が盛んになりましたが、観光のプロがどれだけ参入していたでしょう。

多額の金額が飛び交い、一時的に好景気だったでしょうが、バブル崩壊も相まって現在では閉鎖、倒産の施設も多いと思います。

諸外国では導入されていますが、日本にも1ヶ月くらい休みが取れる、長期休暇制度が導入されれば、日本の観光サービスの在り方なども変わったくるのだと思います。

いろいろあったこの1週間

7月下旬から8月上旬にかけて、自分の中での通信教育部の動きがいろいろありました。

 

その1

7月上旬に受験した、考古学概論の在宅修得試験の結果が返ってきました。

60点以上が合格ということで、ひとまずはよかったのですが、なんとなく「う~ん」

といった感想です。ほかの皆さんの程度が分からないので、相対的に良いのか悪いのか判断できないのですが、まずは初めての試験結果で合格、これで4単位です。

 

その2

7月下旬に2科目、同じく在宅試験を受けました。文化財学講読Ⅰと民俗学です。考古学概論の結果が分かったので、これよりは良いことを願います。

 

その3

在宅スクーリングを受講しました。普通ならスクーリングで、金土日の3日間を学校で授業を受けて履修するのですが、コロナ渦ということもあり、通常のスクーリングは今年も中止、補助教材が送られてきて、自宅で各自勉強して課題を提出するかたちとなります。8月上旬に歴史地理学の在宅スクーリングをこなしました。本来なら地図上の各場所を移動し、そこで何が起こったかを聞くのですが、それができない代わりに教材を読みます。その教材は内容豊富で、工夫されているのがよくわかります。YouTubeで先生が解説もされています。先生方もいろいろ考えておられるんですね。期日までに無事課題は提出できましたので、合格であれば2単位です。

 

今後の予定

・8月下旬、9月上旬に2科目(書誌学と平安文学論)の在宅試験を受けますので、

 今はその対策勉強中

・在宅スクーリングを同じく8月下旬に受講します。今度は3科目です。8/26ころに

 補助教材が配布され、9/12課題提出ですので、あまり日がありません。歴史地理学を

 受講した時は結構時間かかりましたので、3科目はハードな気がしていますが

 がんばります。

 

とりあえず9月上旬まではこれらに集中です。終われば美術史概論、史料学概論、観光論のレポートにとりかかる予定です。

 

平安文学論のレポート返却とシルクロード学

この3連休はシルクロード学のレポートをまとめてなんとか提出までできました。それとは入れ替わりで、平安文学論のレポートが返却されました。結果は・・・

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見事に撃沈、前回の書誌学と同じく厳しい評価となりました。文系分野の苦手なのが出てしまいました。誤字が2か所あったのは単なるミスで、提出前にもっと読み直さないとダメです。

あとは、平安文学の原文を引用するべきとの指摘をいただきました。確かに現代訳だけでは弱いです。原文と現代訳をセットで表記すればよかったようです。なんとか合格はいただきましたので、試験の準備に取りかかります。

シルクロード学のレポートテーマは

19世紀中頃から20世紀初めにかけての西域について です。これだけだと漠然としていて何を書けばいいのか分かりませんし、使用しているテキストもかなり前に出版されたもので私には読みにくいテキストです。そこで4冊ほど別に読んでまとめました。

西域と聞けば、敦煌楼蘭など響きのいい地名が思い浮かびますが、このころの西域では、イギリスとロシアの領土権抗争があり、これはグレイト・ゲームと呼ばれています。恥ずかしながらこの語は知りませんでした。当時インドを領有していたイギリスと、南下してくるロシアの領有権抗争が起こりました。抗争とはいっても、火花を散らせてではなく、あくまで情報戦です。そんな中、イギリスの1人の大尉が古文書を現地人から買います。調べたところこれが紀元4世紀ごろの価値ある古文書と分かりました。この西域は考古学的に歴史資料の宝庫だったのです。これをきっかけに各国が探検隊を派遣します。私的ではありますが、日本からも参加しています。こうして、領有権争いとは別のもう一つのゲームが始まるのです。

このあたりを、それなりに上手くまとめられたかと思いますが、内容は非常に面白い歴史事実です。もう少し詳しく触れてみたいと感じました。

書誌学のレポート返却

5月の終わりに提出した書誌学のレポートが帰ってきました。結果は・・・

一応は合格でしたが、これまでにない厳しい採点でした。この通信教育部は

文学部 文化財歴史学科 ですので、先生にも大きく2タイプに分けられるのかなと感じました。つまい、文化財や歴史を専門とする先生と、文学、つまり言葉を専門とする先生と。文学部なので言ってみれば言葉の使い方、選び方などが重要なわけで、当たり前といえば当たり前です。今回の採点講評にも「~という表現は曖昧に感じます」や「このように表現すると~のように受け取られます」など、自分でもわかっていたのですが、どのように書こうかな・・・と考えたところがズバリと指摘されていました。

先生のひっかかった箇所は丁寧に指導いただきましたので、今後気をつければいいレポートが書けることでしょう。もともとは理系人間のため、文章の表現の仕方が下手なのがばれてしまった感がありますが、結果は合格でしたので、気を取り直して履修試験に向けて頑張ります。予定では9月受験です。

これで現在提出中のレポートは平安文学論のみです。いまレポートに取り組んでいるのは美術史概論とシルクロード学です。

気付けばもうすぐ夏休み、もちろん社会人には盆休み程度ですが、息抜きにどこか旅行に行きたいな~という思いと、一気にレポート片付けようという思いと、やっぱり小旅行程度は考えてみます。

はじめての履修試験受験

 この週末、といっても昨日の土曜日に1科目だけですが、はじめての単位取得修得試験を受験しました。すでにレポート合格していた考古学概論の試験です。

 今年度も在宅での試験ということで、あらかじめ設定されていた10題の中から1題を回答します。その1題は時間直前にHP上で発表になります。私の受けた土曜日10:00からの試験では「年代年輪法について」述べるという問題でした。通常の会場での試験では10:00~10:50が試験時間なのですが、在宅ということもあり、時間の縛りはないようなものです。その日のうちに郵便で提出すれば大丈夫です。ただし、採点は通常よりは厳しくなることは予想できます。テキストを見たりすることも自由にできるわけで、少なくとも誤字脱字はないよう心掛けないといけないです。

 準備として10題のすべてに対して、ラフな原稿は用意しておりましたので、問題が発表になったら、タンタンと原稿用紙に書いて試験完了です。難しいことを書く必要もないと思うので、可もなく不可もなくといった回答になっていると思いますが、どのような採点になっているか、返却が楽しみです。合格していればやっとの4単位取得です。

 7月は下旬に2科目(民俗学文化財学講読Ⅰ)を受験する予定です。さらに8月、9月の試験も在宅とすることが学校から発表がありました。準備さえできていれば在宅のほうが受けやすいような気がしますので、すでに提出しているレポートが合格であれば、9月中には受験したいと思います。

 もう一つ学校から発表があり、8月、9月予定していたスクーリングが中止ということです。本通信課程では履修試験合格しての単位取得と、現地でのスクーリングを受講して課題をこなして単位取得する方法との2通りあり、そのスクーリングが中止で、これも在宅での課題対応ということです。スクーリングは楽しみにしていただけに残念です。2月、3月にもスクーリングがあるので、その時は予定通り実施されることを願っています。

レポート提出と返却 その3

少しご無沙汰しておりましたが、文化財学講読Iのレポートが返却になりました。結果は合格、以前と同じでA、Bの評価でした。まずまずですかね。

先週には平安文学論のレポートを提出して、これで、現在レポート返却済みが3教科、全て合格、レポート提出中が2教科の状況です。

 

レポート合格の教科に対しては7月に履修試験を受けます。7月の試験は在宅となります。

あらかじめ各教科で10問が設題されています。この中から1問を解答するのですが、その1問は試験始まる直前に発表になります。つまり、10問どれが出てもいいように準備しておく必要があるわけです。もちろんヤマをはって、準備するしないは各人の自由なのですが、さすがに怖いです。

在宅テストですから、テキストを見ながらでもいいのですが、丸写しは不可です。あくまで自分の言葉で書くことが求められます。

8月以後は在宅テストになるか、会場でのテストになるのか未定ですが、久しぶりのテスト勉強は不安ばかりです。

 

今は試験を受ける考古学概論、文化財学講読I、民俗学のテスト勉強と、シルクロード学、美術史概論のレポートに取り組んでいます。

予備知識の無い分野で、少し苦戦していますが、7月中には提出したいです。

レポート提出と返却 その2

今週に入り、また1つレポートが返却されました。民俗学レポートです。

結果は・・・

合格、ホッとしました。やっぱりうれしいものです。

たまたまなのか、前回返却のレポートとまったく同じ評価で、一貫性、着眼点、独創性がB評価と、自分がいかに分かりやすい人間かよくわかりました。もう少し工夫が必要なようです。

 

今週1つレポートを提出しました。

④書誌学

恥ずかしながらこの通信教育課程に入学るまで、書誌学という言葉を知りませんでした。ここで学ぶ内容は、ある特定の書物の、大きさ、製本の具合、表紙や用紙、出版された時代、書名、などなどの分析です。

レポート課題は2つ

・古活字版の定義、意義、衰退の理由

・書物の書名の決定方法

です。

・江戸時代に入る前まで、日本では整版といって、一枚の木の板を彫って、それを印刷          する手法がとられていましたが、江戸時代の前に、きりしたん版と古活字版という2種 の活字技術が日本に伝来しました。どちらも活字、1字ずつを彫ったものを組み合わせて原版を作成し印刷する手法です。文字の組み合わせ次第でどのような原版も作ることができました。これには当時の天皇徳川家康までが興味を示して、印刷事業に取り組みます。世は関ヶ原の合戦のときに、印刷事業に取り組んでいたのですから、よっぽど楽しいものだったのでしょう。きりしたん版はキリスト教布教を目的として日本にいた宣教師が使用していた出版方法ですが、キリスト教弾圧とともに衰退し、およそ20年で終わります。一方、古活字版も50年ほどで衰退します。その理由は活字での印刷の限界があるんですが、詳しくはレポートでまとめさせていただきました。

・現代では書物を手にした時、その本のタイトルは表紙をみて判断するのが一般的だと思います。でもよく見ると本のタイトルと思われるものは本の各所にあります。表紙めくって1枚目、裏表紙や目次の前、などなど。江戸時代の書物となると、これが場所によって違っていることがあります。その場合、どの場所の書名を正式な書名とするかが問題となります。これは現在でも決着していないようです。表紙が優先だという意見もある一方で、著者の考えは本文の初めの前に現れるとして、巻頭の書名が正式書名だとする意見もあります。現在は巻頭が優位のようですが、この議論はまだ続くようです。

 

理系の人間にとって、書誌学や今後取り組む平安文学、歴史文学、史料学などの文系課題のレポートはうまくまとまっているのか不安です。文章力、語彙力が試されているので少し時間かかっておりますが、今まで馴染みのないだけに新鮮でもあります。テキストを読む毎日が続きます。