レポート2教科提出

今年のGWは実家への帰省は我慢して、ひたすらテキスト読みと図書館通いに明け暮れました。そして、2教科分のレポート提出まで進めることができました。民俗学と考古学概論です。

 

民俗学レポート

民俗学とは、その土地に伝わる民間伝承を通して、生活の変遷を尋ねて、民族文化を明らかにしようとする学問です。有名なところでは柳田国男の「遠野物語」などがありますが、ここではそこまでの深い入りはせず、レポートの課題も、「村落・家族と親族・衣食住・人生儀礼・信仰・年中行事などの12の項目から1つ選び、その調査方法と研究の視点を述べよ」というものです。どのような内容にせよ、民俗学調査では対象とする地域を決め、そこに行き、その土地の人々に話を聞く、フィールドワークが欠かせません。私は住居、民家に関する民俗学調査を選びました。土地の地形(山間部、平野部、海岸部)の違いや気候の違いで民家にどのような違いが出てくるのか、またその地域での年中行事等が民家の作りにどのように影響するのか、などの考えられる点をいくつか予備調査として列記し、現地調査ではどのような点に注意するのかなどをまとめてみました。日本民俗学大系なる厚い本も参考にしました。

 

②考古学概論

考古学とは、簡単に言ってしまえば、発掘調査で得られた資料をもとに人間の歴史を考える学問です。日本では歴史学の一部と考えられておりますが、アメリカなどでは考古学は人類学と捉えられていたり、地域によって様々です。よく耳にする遺跡、遺構、遺物といった言葉もそれぞれどのような意味になるかテキストから読み解きます。発掘調査の方法、出土した資料の分析方法などをテキストや参考文献から学習します。レポートの課題は「学んだことをもとに、考古学とはどのような学問か、自由に論じなさい」です。自由に論じなさい、となると単にまとめるだけでなく、感じたことなどを自分の言葉として書く必要があります。まずは文献から考古学の方法や自然科学との関わりをまとめ、最後に、縄文時代弥生時代といった時代区分に対しての考えを書いてみました。まったく的外れなことを書いているかもしれません。どのように添削されるでしょうか。

 

初めてのレポート提出とって、やはり結果までは緊張します。合格か不合格再提出かですが、合格にも優・良・可くらいのランクがあります。6月中旬ころに返却ですが、ドキドキしながら、早速次のレポート提出にかかります。

レポートが合格でも、履修試験を受けなければならず、それに合格してやっと単位取得です。まだまだ先は長いです。