平安文学論のレポート返却とシルクロード学

この3連休はシルクロード学のレポートをまとめてなんとか提出までできました。それとは入れ替わりで、平安文学論のレポートが返却されました。結果は・・・

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見事に撃沈、前回の書誌学と同じく厳しい評価となりました。文系分野の苦手なのが出てしまいました。誤字が2か所あったのは単なるミスで、提出前にもっと読み直さないとダメです。

あとは、平安文学の原文を引用するべきとの指摘をいただきました。確かに現代訳だけでは弱いです。原文と現代訳をセットで表記すればよかったようです。なんとか合格はいただきましたので、試験の準備に取りかかります。

シルクロード学のレポートテーマは

19世紀中頃から20世紀初めにかけての西域について です。これだけだと漠然としていて何を書けばいいのか分かりませんし、使用しているテキストもかなり前に出版されたもので私には読みにくいテキストです。そこで4冊ほど別に読んでまとめました。

西域と聞けば、敦煌楼蘭など響きのいい地名が思い浮かびますが、このころの西域では、イギリスとロシアの領土権抗争があり、これはグレイト・ゲームと呼ばれています。恥ずかしながらこの語は知りませんでした。当時インドを領有していたイギリスと、南下してくるロシアの領有権抗争が起こりました。抗争とはいっても、火花を散らせてではなく、あくまで情報戦です。そんな中、イギリスの1人の大尉が古文書を現地人から買います。調べたところこれが紀元4世紀ごろの価値ある古文書と分かりました。この西域は考古学的に歴史資料の宝庫だったのです。これをきっかけに各国が探検隊を派遣します。私的ではありますが、日本からも参加しています。こうして、領有権争いとは別のもう一つのゲームが始まるのです。

このあたりを、それなりに上手くまとめられたかと思いますが、内容は非常に面白い歴史事実です。もう少し詳しく触れてみたいと感じました。