レポート提出と返却

5月も下旬となり、勉強が順調に進んでいるのか、少しペースをあげないとと感じ始めています。今年度予定通り単位取得するためにも自分との戦いです。

 

先日1つレポートを提出しました。

文化財学講読I

文化財という言葉は今ではよく聞きますが、比較的新しい言葉です。法隆寺金堂壁画の修復が半ば国家事業として行われたときに、いかに古い技術と新しい技術を融合させて実施するかで注目されました。当時は美術絵画の修復の発想からスタートしたのかもしれません。

すでに発掘され展示されている考古資料は温度管理などが重要ですが、まさに土の中から発掘されたばかりの、例えば木製遺物、昔の農具や装飾品などは最大の敵は乾燥です。長い間土の湿った状態にあったものが地上に出された途端に、何も対策が無ければ乾燥して変形し、収縮してしまいます。なんとなく想像できます。

そうならないためにどんな対策を施すかがテキストには書かれています。レポート課題は文化財学の発生と上記のような保存科学についてです。

まずまず上手くまとめたつもりですが、結果やいかに。

 

そして今週に入り、1つレポートが添削返却されました。考古学概論のレポートです。初めての結果発表です。結果は・・・

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なんとか合格でした。

先生からのコメントには、ある単語についてもう少し詳しく触れて欲しかった、などとありました。一方で、卒業論文のヒントになるコメントも。まだ始まったばかりなのですが、今年度中には来年の卒業論文のテーマも決めないといけません。通信学部の宿命ですが、先生と顔を合わせることもなく紙でのやりとりですが、それでもしっかり見ていただいた先生に感謝です。

7月には試験を受ける予定で、これに合格しての単位取得です。引き続き頑張ります。

レポート2教科提出

今年のGWは実家への帰省は我慢して、ひたすらテキスト読みと図書館通いに明け暮れました。そして、2教科分のレポート提出まで進めることができました。民俗学と考古学概論です。

 

民俗学レポート

民俗学とは、その土地に伝わる民間伝承を通して、生活の変遷を尋ねて、民族文化を明らかにしようとする学問です。有名なところでは柳田国男の「遠野物語」などがありますが、ここではそこまでの深い入りはせず、レポートの課題も、「村落・家族と親族・衣食住・人生儀礼・信仰・年中行事などの12の項目から1つ選び、その調査方法と研究の視点を述べよ」というものです。どのような内容にせよ、民俗学調査では対象とする地域を決め、そこに行き、その土地の人々に話を聞く、フィールドワークが欠かせません。私は住居、民家に関する民俗学調査を選びました。土地の地形(山間部、平野部、海岸部)の違いや気候の違いで民家にどのような違いが出てくるのか、またその地域での年中行事等が民家の作りにどのように影響するのか、などの考えられる点をいくつか予備調査として列記し、現地調査ではどのような点に注意するのかなどをまとめてみました。日本民俗学大系なる厚い本も参考にしました。

 

②考古学概論

考古学とは、簡単に言ってしまえば、発掘調査で得られた資料をもとに人間の歴史を考える学問です。日本では歴史学の一部と考えられておりますが、アメリカなどでは考古学は人類学と捉えられていたり、地域によって様々です。よく耳にする遺跡、遺構、遺物といった言葉もそれぞれどのような意味になるかテキストから読み解きます。発掘調査の方法、出土した資料の分析方法などをテキストや参考文献から学習します。レポートの課題は「学んだことをもとに、考古学とはどのような学問か、自由に論じなさい」です。自由に論じなさい、となると単にまとめるだけでなく、感じたことなどを自分の言葉として書く必要があります。まずは文献から考古学の方法や自然科学との関わりをまとめ、最後に、縄文時代弥生時代といった時代区分に対しての考えを書いてみました。まったく的外れなことを書いているかもしれません。どのように添削されるでしょうか。

 

初めてのレポート提出とって、やはり結果までは緊張します。合格か不合格再提出かですが、合格にも優・良・可くらいのランクがあります。6月中旬ころに返却ですが、ドキドキしながら、早速次のレポート提出にかかります。

レポートが合格でも、履修試験を受けなければならず、それに合格してやっと単位取得です。まだまだ先は長いです。

テキストが届きました

50歳を節目に大学入学、いよいよテキストが届きました。

学習の進め方は、まずは送られてきたテキストと、先生がポイントをまとめたサブテキストを並行して読み、レポートを提出します。2単位の科目についてはおよそ3200文字、4単位の科目で6400文字にまとめることになります。

レポートが合格すれば履修試験を受験して、それが合格してやっと単位取得です。

 

私はテキストでの学科として10科目、その他スクーリングでの学科で6科目を選択しました。科目の内容も広範囲で、文化財学から考古学、民俗学、文化論、文学論、書誌学、観光論と様々です。通信制のため、今年度中にレポート提出、試験受験と、自分で予定を立てて進めることができるのですが、いざとなればどこから進めようか、少し戸惑いもあります。考えた結果、まずは考古学と民俗学を並行して進めることにしました。特別な理由はありませんが、なんとなく学習全体の核になりそうなので。

 

今年のGWは頑張って学習を進めて、いくつかレポート提出までできたらと考えています。

 

50才を目前にして大学生になりました

奈良県出身、東京都在住の、今年50才になる中年会社員です。

人生の節目とでもいいますか、近い将来のために以前から興味のあった歴史について学んでみたく、奈良大学通信教育部文化財歴史学科の資料を取り寄せたのが今年の1月でした。

数十年前に大学を卒業していたため、3年編入可能、卒業後に博物館学芸員の資格取得のカリキュラムに参加、などなど興味が湧き、すぐに入学選考の手続きに入りました。

結果は見事合格。

先週は履修科目届を提出し、テキストが届いたらいよいよ勉強のスタートです。

順調にいけば2年で卒業、その後はまた考えますが、久しぶりに学生となり、この歳で学びを得ることは新鮮です。

とはいえ普段は仕事もありますから、本当に続くかの不安も若干ありますが、自分への戒めの意味も含めてこのブログを開設しました。

今後は自分の勉強に触れて投稿したいと思いますので、読んでいただけると幸いです。また、学校学科に関わらず同志の方がいればメッセージよろしくお願いします。