書誌学のレポート返却

5月の終わりに提出した書誌学のレポートが帰ってきました。結果は・・・

一応は合格でしたが、これまでにない厳しい採点でした。この通信教育部は

文学部 文化財歴史学科 ですので、先生にも大きく2タイプに分けられるのかなと感じました。つまい、文化財や歴史を専門とする先生と、文学、つまり言葉を専門とする先生と。文学部なので言ってみれば言葉の使い方、選び方などが重要なわけで、当たり前といえば当たり前です。今回の採点講評にも「~という表現は曖昧に感じます」や「このように表現すると~のように受け取られます」など、自分でもわかっていたのですが、どのように書こうかな・・・と考えたところがズバリと指摘されていました。

先生のひっかかった箇所は丁寧に指導いただきましたので、今後気をつければいいレポートが書けることでしょう。もともとは理系人間のため、文章の表現の仕方が下手なのがばれてしまった感がありますが、結果は合格でしたので、気を取り直して履修試験に向けて頑張ります。予定では9月受験です。

これで現在提出中のレポートは平安文学論のみです。いまレポートに取り組んでいるのは美術史概論とシルクロード学です。

気付けばもうすぐ夏休み、もちろん社会人には盆休み程度ですが、息抜きにどこか旅行に行きたいな~という思いと、一気にレポート片付けようという思いと、やっぱり小旅行程度は考えてみます。

はじめての履修試験受験

 この週末、といっても昨日の土曜日に1科目だけですが、はじめての単位取得修得試験を受験しました。すでにレポート合格していた考古学概論の試験です。

 今年度も在宅での試験ということで、あらかじめ設定されていた10題の中から1題を回答します。その1題は時間直前にHP上で発表になります。私の受けた土曜日10:00からの試験では「年代年輪法について」述べるという問題でした。通常の会場での試験では10:00~10:50が試験時間なのですが、在宅ということもあり、時間の縛りはないようなものです。その日のうちに郵便で提出すれば大丈夫です。ただし、採点は通常よりは厳しくなることは予想できます。テキストを見たりすることも自由にできるわけで、少なくとも誤字脱字はないよう心掛けないといけないです。

 準備として10題のすべてに対して、ラフな原稿は用意しておりましたので、問題が発表になったら、タンタンと原稿用紙に書いて試験完了です。難しいことを書く必要もないと思うので、可もなく不可もなくといった回答になっていると思いますが、どのような採点になっているか、返却が楽しみです。合格していればやっとの4単位取得です。

 7月は下旬に2科目(民俗学文化財学講読Ⅰ)を受験する予定です。さらに8月、9月の試験も在宅とすることが学校から発表がありました。準備さえできていれば在宅のほうが受けやすいような気がしますので、すでに提出しているレポートが合格であれば、9月中には受験したいと思います。

 もう一つ学校から発表があり、8月、9月予定していたスクーリングが中止ということです。本通信課程では履修試験合格しての単位取得と、現地でのスクーリングを受講して課題をこなして単位取得する方法との2通りあり、そのスクーリングが中止で、これも在宅での課題対応ということです。スクーリングは楽しみにしていただけに残念です。2月、3月にもスクーリングがあるので、その時は予定通り実施されることを願っています。

レポート提出と返却 その3

少しご無沙汰しておりましたが、文化財学講読Iのレポートが返却になりました。結果は合格、以前と同じでA、Bの評価でした。まずまずですかね。

先週には平安文学論のレポートを提出して、これで、現在レポート返却済みが3教科、全て合格、レポート提出中が2教科の状況です。

 

レポート合格の教科に対しては7月に履修試験を受けます。7月の試験は在宅となります。

あらかじめ各教科で10問が設題されています。この中から1問を解答するのですが、その1問は試験始まる直前に発表になります。つまり、10問どれが出てもいいように準備しておく必要があるわけです。もちろんヤマをはって、準備するしないは各人の自由なのですが、さすがに怖いです。

在宅テストですから、テキストを見ながらでもいいのですが、丸写しは不可です。あくまで自分の言葉で書くことが求められます。

8月以後は在宅テストになるか、会場でのテストになるのか未定ですが、久しぶりのテスト勉強は不安ばかりです。

 

今は試験を受ける考古学概論、文化財学講読I、民俗学のテスト勉強と、シルクロード学、美術史概論のレポートに取り組んでいます。

予備知識の無い分野で、少し苦戦していますが、7月中には提出したいです。

レポート提出と返却 その2

今週に入り、また1つレポートが返却されました。民俗学レポートです。

結果は・・・

合格、ホッとしました。やっぱりうれしいものです。

たまたまなのか、前回返却のレポートとまったく同じ評価で、一貫性、着眼点、独創性がB評価と、自分がいかに分かりやすい人間かよくわかりました。もう少し工夫が必要なようです。

 

今週1つレポートを提出しました。

④書誌学

恥ずかしながらこの通信教育課程に入学るまで、書誌学という言葉を知りませんでした。ここで学ぶ内容は、ある特定の書物の、大きさ、製本の具合、表紙や用紙、出版された時代、書名、などなどの分析です。

レポート課題は2つ

・古活字版の定義、意義、衰退の理由

・書物の書名の決定方法

です。

・江戸時代に入る前まで、日本では整版といって、一枚の木の板を彫って、それを印刷          する手法がとられていましたが、江戸時代の前に、きりしたん版と古活字版という2種 の活字技術が日本に伝来しました。どちらも活字、1字ずつを彫ったものを組み合わせて原版を作成し印刷する手法です。文字の組み合わせ次第でどのような原版も作ることができました。これには当時の天皇徳川家康までが興味を示して、印刷事業に取り組みます。世は関ヶ原の合戦のときに、印刷事業に取り組んでいたのですから、よっぽど楽しいものだったのでしょう。きりしたん版はキリスト教布教を目的として日本にいた宣教師が使用していた出版方法ですが、キリスト教弾圧とともに衰退し、およそ20年で終わります。一方、古活字版も50年ほどで衰退します。その理由は活字での印刷の限界があるんですが、詳しくはレポートでまとめさせていただきました。

・現代では書物を手にした時、その本のタイトルは表紙をみて判断するのが一般的だと思います。でもよく見ると本のタイトルと思われるものは本の各所にあります。表紙めくって1枚目、裏表紙や目次の前、などなど。江戸時代の書物となると、これが場所によって違っていることがあります。その場合、どの場所の書名を正式な書名とするかが問題となります。これは現在でも決着していないようです。表紙が優先だという意見もある一方で、著者の考えは本文の初めの前に現れるとして、巻頭の書名が正式書名だとする意見もあります。現在は巻頭が優位のようですが、この議論はまだ続くようです。

 

理系の人間にとって、書誌学や今後取り組む平安文学、歴史文学、史料学などの文系課題のレポートはうまくまとまっているのか不安です。文章力、語彙力が試されているので少し時間かかっておりますが、今まで馴染みのないだけに新鮮でもあります。テキストを読む毎日が続きます。

レポート提出と返却

5月も下旬となり、勉強が順調に進んでいるのか、少しペースをあげないとと感じ始めています。今年度予定通り単位取得するためにも自分との戦いです。

 

先日1つレポートを提出しました。

文化財学講読I

文化財という言葉は今ではよく聞きますが、比較的新しい言葉です。法隆寺金堂壁画の修復が半ば国家事業として行われたときに、いかに古い技術と新しい技術を融合させて実施するかで注目されました。当時は美術絵画の修復の発想からスタートしたのかもしれません。

すでに発掘され展示されている考古資料は温度管理などが重要ですが、まさに土の中から発掘されたばかりの、例えば木製遺物、昔の農具や装飾品などは最大の敵は乾燥です。長い間土の湿った状態にあったものが地上に出された途端に、何も対策が無ければ乾燥して変形し、収縮してしまいます。なんとなく想像できます。

そうならないためにどんな対策を施すかがテキストには書かれています。レポート課題は文化財学の発生と上記のような保存科学についてです。

まずまず上手くまとめたつもりですが、結果やいかに。

 

そして今週に入り、1つレポートが添削返却されました。考古学概論のレポートです。初めての結果発表です。結果は・・・

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なんとか合格でした。

先生からのコメントには、ある単語についてもう少し詳しく触れて欲しかった、などとありました。一方で、卒業論文のヒントになるコメントも。まだ始まったばかりなのですが、今年度中には来年の卒業論文のテーマも決めないといけません。通信学部の宿命ですが、先生と顔を合わせることもなく紙でのやりとりですが、それでもしっかり見ていただいた先生に感謝です。

7月には試験を受ける予定で、これに合格しての単位取得です。引き続き頑張ります。

レポート2教科提出

今年のGWは実家への帰省は我慢して、ひたすらテキスト読みと図書館通いに明け暮れました。そして、2教科分のレポート提出まで進めることができました。民俗学と考古学概論です。

 

民俗学レポート

民俗学とは、その土地に伝わる民間伝承を通して、生活の変遷を尋ねて、民族文化を明らかにしようとする学問です。有名なところでは柳田国男の「遠野物語」などがありますが、ここではそこまでの深い入りはせず、レポートの課題も、「村落・家族と親族・衣食住・人生儀礼・信仰・年中行事などの12の項目から1つ選び、その調査方法と研究の視点を述べよ」というものです。どのような内容にせよ、民俗学調査では対象とする地域を決め、そこに行き、その土地の人々に話を聞く、フィールドワークが欠かせません。私は住居、民家に関する民俗学調査を選びました。土地の地形(山間部、平野部、海岸部)の違いや気候の違いで民家にどのような違いが出てくるのか、またその地域での年中行事等が民家の作りにどのように影響するのか、などの考えられる点をいくつか予備調査として列記し、現地調査ではどのような点に注意するのかなどをまとめてみました。日本民俗学大系なる厚い本も参考にしました。

 

②考古学概論

考古学とは、簡単に言ってしまえば、発掘調査で得られた資料をもとに人間の歴史を考える学問です。日本では歴史学の一部と考えられておりますが、アメリカなどでは考古学は人類学と捉えられていたり、地域によって様々です。よく耳にする遺跡、遺構、遺物といった言葉もそれぞれどのような意味になるかテキストから読み解きます。発掘調査の方法、出土した資料の分析方法などをテキストや参考文献から学習します。レポートの課題は「学んだことをもとに、考古学とはどのような学問か、自由に論じなさい」です。自由に論じなさい、となると単にまとめるだけでなく、感じたことなどを自分の言葉として書く必要があります。まずは文献から考古学の方法や自然科学との関わりをまとめ、最後に、縄文時代弥生時代といった時代区分に対しての考えを書いてみました。まったく的外れなことを書いているかもしれません。どのように添削されるでしょうか。

 

初めてのレポート提出とって、やはり結果までは緊張します。合格か不合格再提出かですが、合格にも優・良・可くらいのランクがあります。6月中旬ころに返却ですが、ドキドキしながら、早速次のレポート提出にかかります。

レポートが合格でも、履修試験を受けなければならず、それに合格してやっと単位取得です。まだまだ先は長いです。

テキストが届きました

50歳を節目に大学入学、いよいよテキストが届きました。

学習の進め方は、まずは送られてきたテキストと、先生がポイントをまとめたサブテキストを並行して読み、レポートを提出します。2単位の科目についてはおよそ3200文字、4単位の科目で6400文字にまとめることになります。

レポートが合格すれば履修試験を受験して、それが合格してやっと単位取得です。

 

私はテキストでの学科として10科目、その他スクーリングでの学科で6科目を選択しました。科目の内容も広範囲で、文化財学から考古学、民俗学、文化論、文学論、書誌学、観光論と様々です。通信制のため、今年度中にレポート提出、試験受験と、自分で予定を立てて進めることができるのですが、いざとなればどこから進めようか、少し戸惑いもあります。考えた結果、まずは考古学と民俗学を並行して進めることにしました。特別な理由はありませんが、なんとなく学習全体の核になりそうなので。

 

今年のGWは頑張って学習を進めて、いくつかレポート提出までできたらと考えています。